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『茶論』のお稽古初級三日目「薄茶に親しむ」

「茶論」初級三日目のお稽古は、日本橋高島屋店へ。

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テーマは「薄茶に親しむ」。抹茶の特徴、薄茶と濃茶の違い、薄茶の美味しい点て方を中心に学びました。

抹茶の茶銘には「白」「青」「昔」があり、このうち「白」と「青」が薄茶に使用され、それぞれの銘は製法の違いによります。「白」は茶葉を蒸して乾かすという伝統的な「白製法」、一方、蒸す代わりに生葉を灰汁に浸して茹でる工程を取るのが「青製法」と呼ばれます。

青製法は、将軍家茶吟味役の古田織部の時代に生み出されたそうですが、文献が少なく、分からない点も多いようです。

そして、白と青それぞれの最高級品を「昔」と名付けたのが、小堀遠州。「昔」は、甘味(うま味)が強く、濃茶に使用されます。次回のお稽古では濃茶を味わえるようで、楽しみです。

写真は茶漉しで漉した白のお抹茶。パウダースノーのようにきめ細やかになりました。

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主菓子は栗きんとん🌰

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日曜の夜だからか、はたまたコロナの影響か、日本橋界隈は人通りも少なく、とても静か。街のあちこちにイルミネーションが点り、もうすっかりクリスマス&年末の装いでした🎄

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