まほろばスタイル

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よこはま紅葉散歩

紅葉の見頃も終わりに近づいていますね。
先日、関内で紅葉を楽しんできました。

まず向かったのは、横浜スタジアムのある横浜公園。市内では山手公園に次いで古い西洋式公園です。

開港間もない1876年、在留外国人の生活改善の一端として遊郭跡地に整備された横浜公園。日本人も使用できたことから、「彼我(外国人と日本人)公園」と呼ばれていたそうです。

公園は1909年に「横浜公園」と改称されますが、横浜スタジアムが建設された1978年、公園内に日本庭園が整備されます。そして2017年「第33回全国都市緑化よこはまフェア」時の再整備を経て、日本庭園部分が「彼我庭園」と名付けられました。

それで、入り口の木塀も瓦も真新しい感じなのですね。

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ちなみに屋根の瓦は、横浜発祥のフランス瓦である「ジェラール瓦」のレプリカ。細部にこだわりが光ります。

さてさて、この「彼我庭園」が、紅葉の穴場スポットなのです。

庭園は池泉回遊式庭園。こぢんまりとしてはいますが、モミジ、イチョウ、常緑樹などの取り合わせが、実に色彩豊かな紅葉の風景を作り出しています。

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敷地内には蹲踞もあり、紅葉との相性は抜群。

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都心の庭園の面白さは、豊かな緑を取り囲む高層ビルとのコントラストにあると思いますが、こちらは横浜スタジアムに隣接しているので、試合やイベントのある日には歓声が響き渡ります。

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私の訪れた時も、イベント(おそらくベイスターズのファンミーティング)で賑やかでした。

この後、お隣の日本大通りに向かいましたが、それは次回の記事で。

日本大通りからふたたび彼我庭園に戻ってきた時は、ライトアップされた紅葉が幻想的な雰囲気を醸し出していました。

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